小豆島の写真と言葉。No１１

料理が、好き。止まらないこの気持ち。

料理をするとき、

いつも素材の声を頼りに

手を進めていきます。

心と体の声を聴き続けたら、

ちゃんと教えてくれますよね。

休みたいな、とか

ケーキ食べたいな、とか。

聴かないと、どんどん

埋もれていってしまうけど。

食材も、それと同じ。

同じ、というのは、

「生きている」という意味で同じです。

だから、必ず、

意志があり、声があり、

生まれ育った場所があり、

個性があり、魅力があるなぁと

思います。

であるならば、

きっとお喋りができるはず、、、

人間同士の会話も、

心を先に開くのが

どうやら大事っぽいですよね。

なので、素材に対しても、

いつも私は裸の心でいたいなって

思います。

そして、

人間同士でも、

私の嘘や見栄や、

カッコつけた姿なんて

相手にはバレバレなように、

素材の前でも、

取り繕うことはできないなって思います。

だから私は、

料理が大好きです。

小豆島で大好きな料理ができたこと、

目の前には大好きな人がいたこと、

大好き×大好きが合わさって、

幸せすぎて、

止められなくて、

3品しか作ってないのに

気付けば３時間台所にいて、

お腹ペコペコのあややを

待たせ続けたのでした。

photo by 千葉 あやこ