恋に落ちた調味料 〜お酢編〜

これだけは!ぜひ買ってみてほしい

【お酢編】

お酢のつくり方

お酢は何からできているか知っていますか。答えは「お酒」です。

お酢は人間が手を加えて作った最古の調味料とも言われているため、種類も多いです。もともとはフランス語の「Vinaigrette(ビネーグル)」が語源だとされています。vinワイン+aigre酸っぱいを合わせてできた言葉だそうです。

その言葉通り、お酒が発酵して酸っぱくなったものがお酢です。

お酢の選び方

① 原料にアルコールを使っていない

② 静置(せいち)発酵法のお酢を選ぶ

③ 原料にこだわったお酢を選ぶ

① 原料にアルコールを使っていない

お酢の原料にアルコールが入っているかどうかをまず見てみてください。そして「アルコール添加なし」のものを選びましょう。

そもそもなぜアルコールを加えるのかというと、醸造アルコールを加えることで、お酢を作る前段階の「お酒を作る工程」をスキップできるからです。製造を早めて、安く大量に作ることができます。

原料がお米だけで作られたお酢には「純米酢」と表記されています。

②静置発酵法のお酢

静置発酵法とは、穀物や果実から作ったお酒の液面に、酢酸菌膜を張らせる方法です。昔ながらの製法で、発酵に3〜4ヶ月、さらに熟成に6ヶ月以上必要とされています。それに対して速醸法という方法は、お酒に空気を送り込み、2〜3日で発酵させる製法です。

静置発酵法は手間暇がかかっている分、味に深みがあり、まろやかでツンとこない深みのある味わいになっています。

③ 原料にこだわったお酢

もうこれは全ての調味料に言えることですが、どんな原料が使われているかが大事です。お酢も元々は穀物や果実。であれば、原料の質によって味も変わります。探してみると「有機栽培米使用」や「有機りんご」などのパッケージが見つかるはずです。

ちなみにスーパーなどでよく見かける加工酢(ポン酢、寿司酢、三杯酢など)には注意が必要です。加工酢には特に規定がなく、食品添加物や化学調味料が使われたものがほとんどです。

では、どんな酢がおすすめか

これからどんどん暑くなるので、

お酢と仲良しになれると夏を元気に過ごせるように思います。

私は、

味噌も醤油も油もごま油も常時4本くらいを使い分けていますが、

お酢に至っては、7本あります😆

愛してます、本当に。心から。

ものすごく一途な友人もお酢は6本使いしていて、人生で6股かけるとは思わなかった。

と、言ってました。

それくらい、大さじ1のお酢がくれる味わいと魅力は異なります。

だから、

一本に絞れって言われたらなかなかに厳しいのです。

好みが分かれるお酢。

幅広くご紹介しますので、お気に入りが見つかったら嬉しいです。

私が好きなのは、青菜を茹でて、冷水にとって、やさしくしぼる。

赤ちゃんのほっぺを包むように。

醤油、ごま油、酢、すりごまを入れてまぜまぜ〜

ヤマロク醤油×へんこごま油×富士酢で作ったら、とっても力強いナムルが

口の中で暴れます

森田醤油×九鬼ごま油×心の酢で作ったら、

「あれ、うちって料理屋やってた??」ってくらい洗練されます。

その日の気分、体調、食材の状態で

色々楽しんでみてください

①京都、飯尾醸造さん。

「俺が主役だぁぁぁ」と言ってくれるお酢。

お酢は、小鉢。どちらかと言えば、脇役。と思っていたお酢の概念を覆してくれたお酢です。

キャップを開けると、

「え、なになに?なにしたの?」と家族が驚く香り。

はじめは、香りが強すぎるな、ちょっと苦手かも、と言っていた夫も、いまや富士酢loverです。

飯尾醸造さんが出しているシリーズはどれも本当に絶品!

ちらし寿司の酢や、しゃぶしゃぶダレの「しゃぶしゃぶに夢中」も、

プレミア富士酢も、抱きしめたくなるくらい美味しいです!!

飯尾醸造さん ←公式サイトはこちら

②山梨、戸塚醸造さん。

戸塚醸造店「心の酢」公式ウェブサイト

「心の酢」は上澄み無濾過・有機栽培米コシヒカリ使用の純米 静置発酵・富士山伏流水仕込み。山梨県都留市にて昔ながらの製法で手間と時間をかけてじっくり熟成。一から十…

ご夫婦でお酢をつくっています。

力強い想いに、奥様の優しさと寄り添いが加わると

優しさに天秤が傾き、優しい味わいが楽しめます。

炒め物にすると、戸塚さんの酢の優しさに、力強さが表に出てくる気がします。

夏は、

豚肉、ニラ、ズッキーニなどの

夏野菜を炒めて、お醤油とお酢をちょっと。

日本に夏があってよかったなって感じます。

月に4回、見学をさせてくれます。

③福井、河原酢造

河原酢造老梅 有機純米酢 醸造元 河原酢造

産有機米から静置醗酵で造る老梅 有機純米酢。華やかな香りとまろやかな味わいの有機純米酢。河原酢造は原料米から酢に至るまで、一貫してつくる醸造元です

シンプルなラベルにシンプルなサイト、

余分なものをどこまでも削ぎ落としている印象があります。

そんな生き方をしている方たちが作るお酢は、

材料も季節も食べ物も、なんだって受け入れてくれます。

冬は、酢の消費量が減りますが、河原さんのお酢は、冬も使いやすいです。

冬は餃子のつけダレに。カレーやシチューの日にはサラダのドレッシングに。

一年中、キッチンにいてほしい酢です

④海の精の梅酢。

ゆかりおにぎりをした日に、手に梅酢をちょっとつけて握ると傷みにくくなります。

スポーツをするお子さん、プールから帰ってきたら、

1日中外にいる日のおにぎりにぜひ!

疲労回復に最高です!

夏バテしたなぁと感じたら、素麺のめんつゆに、ほんのちょっと!!

海の精の梅酢 ← 公式サイトはこちらから

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